旧山内邸

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かつての宿場町で
ひととまちをつなぐ

東海道と中山道が分岐合流する
宿場町として栄えた滋賀県草津市。
いまも、かつての宿場がそうであったように、さまざまな地域性をもったひとやものが集い、ゆるやかに交わりながらひろがる、結節点としての文脈を受け継いでいます。

そこには、明治初頭に前島密とともに、日本の郵便創設にたずさわった山内頼富の旧邸などが残され、住まいとしての役割を終えた後も、たいせつに守られてきました。

これら建物を未来へ守り継ぐため、ひとのつながりを豊かにしようと尽力された山内氏の功績を讃えつつ、その想いの一端を担えるよう、“ひととまちをつなぐ拠点”として、場をひらきます。

旧山内邸 かつての宿場町でひととまちをつなぐ
滋賀県草津市

エリアマップArea map

旧郵便局分室 日本料理店 料理屋まつ瀬
土蔵 雑貨・設計 草々
土蔵 工芸と珈琲 百匙百禾
米蔵 事務所
正門
前庭
正面玄関
昭和棟
書斎・応接室
台所 シェアキッチン
台所
客間
小屋
明治棟 シェアスペース
主庭

旧郵便局分室日本料理店

料理屋まつ瀬

旧山内邸の向かいにあった旧草津郵便局の分室。
京都の老舗料亭出身の店主による日本料理をお愉しみください。

土 蔵暮らしの傍の工芸店・設計

草々

旧山内邸の改修設計を担当した「Architectural Design 家吉」がセレクトした暮らしに寄り添う作家作品や古道具など。建物の新築・改修の相談もお受けしています。

土 蔵工芸と珈琲

百匙百禾

木工作家「トナリ木工」による工芸と珈琲のお店。
百通りの匙をしつらえた匙壁と、つくることを通じて出会ったつくりての美しく確かな道具たちがならびます。

米 蔵事務所

草津まちづくり株式会社

白漆喰と焼杉の外観が印象的な米蔵は、施設全体を運営管理する草津まちづくり株式会社が事務所を構えます。お気軽にお訪ねください。

正 門

旧東海道に面した正門からは前庭を望むことができます。施設オープン時はご自由にお入りください。

前 庭

施設全体を見渡せる広々とした前庭は、イベントスペースとしてもご利用いただくことができます。

正面玄関

中庭を通ると、石造りが特徴的な主屋の正面玄関へ。
気品ある佇まいで客人をむかえます。

昭和棟

昭和初期の西洋式の空間が織り交ざる、和洋折衷建築。
応接室や書斎、食を通じてひとが集う台所やおくどさんなど、さまざまな空間があります。

書斎・応接室

品がよく華やかな、壁紙やシャンデリアが印象的な書斎。その扉のむこうは、客人を招く応接室があります。

台 所シェアキッチン

食を通じて人が集まる場所として利用いただくシェアキッチン。将来このまちにお店をひらきたい方のチャレンジの場としても、ご利用いただくことができます。

台 所

台所にはおくどさんがあり、薪で火を起こし羽釜を使うことができます。おくどさんでごはんを炊き、集まった人たちといっしょに食卓を囲む催し「めしどろぼう」ぜひご参加ください。

客 間

客間ではシェアキッチンで調理したお料理をいただくことはもちろん、小規模な集まりでもご利用いただくことができます。

小 屋

おくどさんから裏庭に出ると、木造の小屋があります。
かつては、庭で採れた梅を漬けたり、鮒ずしを漬けていたそう。
裏庭といっしょに、イベントスペースとしてご利用いただくことができます。

明治棟シェアスペース

展示会やワークショップなどさまざまな用途に利用できるシェアスペース。緑が美しい庭が見える和の空間で、様々な用途に幅広くご利用いただくことができます。

主 庭

明治棟から見渡せる主庭は、家主によってたいせつに手入れがなされてきました。季節のめぐりを知らせ、その時々の天候や時間帯によって、さまざまに表情を変えます。

旧山内邸 エリアマップ
歴史をたどる History

歴史をたどるHistory

  • 1751
  • 1871
  • 2007
  • 2025
1751年 江戸時代 草津宿の宿役人を勤める

1751年江戸時代
草津宿の宿役人を勤める

山内家は、1751年(宝暦元年)、初代山内孫右衛門にはじまり、1788年(天明8年)に、2代目孫右衛門が問屋役(公用の宿泊者の荷物や、公用の書状などを次の宿場へ運ぶ仕事)を任ぜられて以降、幕末に至るまで草津宿運営を担う要職を代々勤めました。

写真:広重『東海道五拾三次 藤枝・人馬継立』. 国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2025-06-19)

1871年 明治時代 近代郵便の創設に尽力する

1871年明治時代
近代郵便の創設に尽力する

1871年(明治4年)、山内頼富は、前島密とともに郵便創設に携わり、その後も近代郵便制度の実施にあたり西日本で中心的役割を果たしました。
1872年(明治5年)、駅逓寮大阪出張所の郵便取締役に就き、駅逓寮においては前島に次ぐ、二番手の地位にあったとされ、1874年(明治7年)には駅逓寮権助に昇格します。
また、頼富の実弟である山内球五郎は、江戸時代の宿駅を引き継ぐ郵便取扱所にて「郵便御用」を請負い、幕末維新の宿駅制度の廃止から大きく変化を遂げる新たな近代交通制度や郵便制度の創設に貢献しました。

大正期の草津郵便局(「近江栗太郡志」巻弐)

2007年 平成 東海道草津宿と山内家文書

2007年平成
東海道草津宿と山内家文書

2007年(平成19年)、山内家の蔵の整理の途中で確認された長持4棹から大量の文書群が発見され、草津市草津宿街道交流館のもと、5年の計画による本格的な調査・整理が行われました。史料点数は約15,000点にのぼり、中でも注目されるのが、前島密から山内頼富に宛てた書簡であり、その内容や文体から、両者の親交の深さを垣間見ることができ、山内の見識を前島が高く評価していたことを物語っています。また、史料の中には幕末から明治期にかけての典籍類なども含まれており、当主が文化人であったと伺い知ることができます。

写真上段:前島密から山内頼富に宛てた書簡(所蔵:草津市草津宿街道交流館)
写真下段:改修前の旧草津郵便局分室

2025年 令和 旧山内邸開業

2025年令和
旧山内邸開業

代々の当主によって、長年守り受け継がれてきた旧山内邸は、草津まちづくり株式会社による「東海道草津宿拠点整備事業」として、国土交通省や一般財団法人民間都市開発推進機構の事業採択を受け、地域のひとやまちをつなぐ役割をもった複合施設として、2025年(令和7年)4月に開業しました。

参照:草津宿関係史料調査「草津宿問屋役・山内家文書調査概要」2012年3月(発行:草津市草津宿街道交流館)

よくあるご質問Faq

駐車場・駐輪場はありますか?

施設内に駐車場はございませんので、お車でお越しの方は、近隣の有料コインパーキングをご利用ください。 ※施設周辺の私有地前の駐車は、ご遠慮いただきますようお願いします。
自転車でお越しの方は、施設内にある専用駐輪場をご利用ください。

建物を見学することはできますか?

平日10:00~15:00は建物見学することができます。(予約不要)
お越しの際は、草津まちづくり株式会社(米蔵)までお声がけください。

但し、業務の都合により対応していない場合があるため、あらかじめカレンダーをご確認ください。また、10名以上の団体でお越しいただく場合、あらかじめご連絡いただけますとご案内がスムーズです。

シェアキッチンやスペースを借りることはできますか?

現在、試用期間のため一般利用の受付をしていません。
ご利用に関する最新情報は、
旧山内邸Instagramおよび当サイトにてご確認ください。

撮影することはできますか?

商業利用でない個人の撮影およびSNS等への掲載のための撮影は可能です。但し、プライバシー保護のため、周辺環境等が映らないようご配慮ください。
一方、営利目的による商業撮影や掲載のための撮影は、事前にお申し出いただき許可を得ていただく必要があります。無断撮影および掲載は固くお断りします。
※なお、現在、試用期間のため、撮影等の利用は受付けておりません。